白昼堂々航行中

味方は愛と限りある時間

アイドルを愛でることの罪悪感の懺悔

懺悔をしたい。
 
アイドルにハマり始めて数ヶ月。
最近、自分は少年という生き物が好きなだけで、彼らを応援しているわけではないのかもしれない、消費してるだけかもしれない、と謎の罪悪感にさいなまれ、意味のない、かつ、気持ちの悪い自問自答を続けている。
 

昔から、少年というものに特別興奮するタチである。バイブルは萩尾望都の「トーマの心臓」。寄宿舎もの大好き。あさのあつこの「バッテリー」や「NO.6」は鉄板。長野まゆみももちろん読む。リボンタイとセーラー服の少年のイラストなんてのも描く。そんな風に生きてきて、2次元においては少年というものが好きだ、と自覚している。

 
そして、これが現実世界となっても、少年好きというのはあまり変わらない。ミーハーなので、女の子にも、かっこいい人やかわいい人も、美人な人にも否応なく惹かれるのだが、それが少年となるとときめきの度合いが全く違うのである。ちょっと定義を大きくすればショタコンとも言えるのかもしれない(ただ、性的≒恋愛対象とはならないので、正確には違う気もする)。おそらく、成熟しきる、到達点はここ、という一歩手前が好きなのだと思う。なぜ少年というものは、それだけで魅力があるのだろうか。
 
今まではあまり、ひとりの人にハマることがなかったので、それで良かったし、特に何とも思わなかった。世間的にも、少年特有の魅力、儚さゆえの輝き、みたいなものは認められてる雰囲気があったように思えたし、自分が特別、少年が好きというよりは、世間一般的にそういうこと言われてるよね、くらいの認識だった。
 
それが、最近、ひとりの人を好きだと感じ、応援したいと思い、心酔し始めて、勝手に罪悪感を感じるようになった。その人はちょうど少年から青年への過渡期にあるというか、ほぼ(自分の中では)青年と言えるような雰囲気をまとい始めている。雑誌で昨年末の写真を今みると、とても幼く見える。今年の春頃の写真はまだ、「ぼく、何にも知りません」って吹き出しで書いても違和感無さげだけど、今の彼の写真につけるなら「何が知りたい?」って感じである。外見や表情だけとっても成長が著しくて、今この一瞬一瞬を見逃してはならない、という気持ちになる。また違った話になりそうだ。
 
今、彼のパフォーマンスや写真をみて高まる気持ちは一時的なもので、このまま成長して行ったら、興味を失うのではないだろうか。彼らの成長を応援できてないのではないだろうか。そして、新規でお茶の間のファンであるとはいえ、この気持ちが小さなトゲとなって、彼らへ凶器になることはないのだろうか(そして、こうやってネットに載せてしまうことも。それより吐き出したい、という気持ちが勝ってしまった)。彼の成長を喜べない、ただただ消費する、とてもひどいやつなのではないだろうか。と、一丁前に気に病んでいるのである。
もちろん、担当制度というものには反していると思うし、応援してる子を自担と呼べないのもこの辺が所以なのかもしれない。テレビなどで聴く元子役の方の話などを見聞きすると、勝手に、胸が痛む。
 
そもそも、今のようにハマる前まで、アイドルというものは桜のように刹那的な魅力を楽しむもの、という考えが強かった。アイドルを通過して、俳優や歌手になっていく、彼ら彼女らの人生の通過点。だけど、じゃにはエンターティナー的側面が強い印象を受けるので、通過点ではなくて、アイドルが全てを内包しているように感じる。彼らに(アイドルとしての)明日があるかは分からないし、そんな未来のことを言ったら鬼が笑いそうだけど、多分、彼らは永遠にアイドルをやってくれるのではないだろうか、という前提で話を進めると、刹那的な魅力のみ(その子のその時々を楽しむのではなくて、その時のみを)を楽しむことは彼らが目指していることとは違うのではないだろうか(彼らが実際、どうなっていきたいのか、そしてどうなって行くのか、なんてただの推測、妄想にすぎないのだけど)。
いわゆる旬と呼ばれる時期が終わったら-おそらく、これが少年時代、にあたるのだと思うー私の興味は薄れて、つまりは、ただただ少年であることを愛でているだけなのではないだろうか。
 
さらに、少年的要素を自分は重視してるのではないか、というものに加えて、彼らの苦労や悩みすら、コンテンツ的に消費してしまっているのではないか、という悩みも付いて回る。雑誌のインタビューとかそういうものを読んでるときに、ごくごくたまに、思うことがある。(あえてこういう表現をするけれど)2次元アイドルのときはそこまで、思わなかった。それは、やっぱり、彼らの物語を見ることが主である(と自分が認識していた)から。だけど、彼らは生きてる人間で、そういう点では私と同じで、それを読んで感傷に浸るのって、どうなんだろうって。
 
アイドルを愛することは楽しい。だけど、他と比べて、彼らは彼ら自身が対象である割合が多い。それを愛することはとても、とても難しい。
 
以上で懺悔は終わり。ほんと、誰に向かって言ってるんでしょうか…。だれに許してほしいんだろう、ただ自分で正当化したいだけだとも思う。
 
でも、こんな風に考えていたけど、今では開き直って、というか、そういう物語とか色々コミでアイドルってものなんだろうし、自分は自分がその時々で好きな人を応援していけばいいや、と思っているし、今の所は彼への好きやら尊敬やら応援する気持ちは日に日に募る一方であり、当面はこんな心配より己の財布を心配した方が良さそうである。私はただの一ファンである。
 
と、ここまで文章を書いて、ザ少年倶楽部のクリスマススペシャルを見た。やはり、彼を前にしたら私のもやもやなどは健やかに晴れ渡り、ただただ楽しんでいただけであった。私のトゲなど砂の一粒である。財布の心配をしよう。
 
(おそらく2015年の末に書いた文章ですが、たまに、ふと思うのであげてみました。
基本は「かわいい!かっこいい!やっぱ最強最高!!!!!」って感じで応援しています)